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「英語を何年間も勉強しているのに話せない」という声をよく耳にしますが、本当にそうでしょうか?そうだとしたら、何が原因なのでしょう?
実際に英語で会話をしたり、プレゼンテーションをする時などに必要な英語文法力は、実は日本の高校までに学習したもので、十分なのです。「英語を使えない」という人は、使い慣れていないだけかもしれません。例えばスポーツに例えてみると、ウィンブルドンなど一流の試合であっても、テニスはただ見ているだけでは上手になりませんが、毎日練習をすることによって上達します。またせっかく上手になっても、長い間練習をやめてしまったら、すぐにテニスのスキルは落ちてしまうでしょう。実は英語も同じなのです。普段から英語をいかに使っているかにかかってくるのです。
「日本語だったらすぐに出てくるのに」と言う人もいるかもしれませんが、実はそうではないケースも多いのです。例えば日本文化では、大学の授業などでは学生は先生の言うことを静かに聞くことが良い受講態度とされていますが、英語圏ではじっと静かに聴いているだけでは授業に興味を持っていないやる気のない学生と判断されることが多いのです。日本語では授業中に自分の考えたことや疑問に思ったことをすぐに口にしないのに、急に英語でもできるでしょうか?言語を学ぶということは文化や価値観も学ぶという事なのです。
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新しい言語を学び、自分と違う文化や価値観を学ぶ事で、ダイバーシティにも気づくようになります。さらに自分の常識が他の文化では非常識であることにも気づいたりすることにより、より寛容な考え方を持つことができ、人と違うことが魅力であることにも気づくでしょう。さらには、一般的にネイティブと言われている英語と比較するのではなく、自分の特徴的な英語も魅力の一つであることに気づいてください。それはあなたにしかできない話し方なのですから。
チームでリーダーシップを発揮する時にも、ダイバーシティを知ることが大きな強みになります。昔風のリーダーシップと違って、現代に合ったチームメンバー全員が意見を出し合いそれぞれの強みを生かすようなチームに繋げるコミュニケーションの方法(ストラテジー)を知ることも、優れたリーダーとなる鍵となります。またそれぞれの文化に合わせたチームメンバーの説得やフィードバックの仕方など違いを知ることで、さらにお互いを尊重できる円滑なチームワークが生まれるのです。