コード
HA43-01
授業科目
西洋古代?中世哲学史Ⅰ
副題
副専攻
H1
特記事項
担当者
栗原 裕次
単位
2
期?曜時
前期 火5
対象学年
1(B)?2?3?4年
学習目標
(1)プラトンのテキストの読解を通じて、古代?中世哲学を支える基礎概念?考え方の理解に努める(2)受講生同士の議論を通じて、対話的探究としての哲学の実践に努める
授業概要
古代?中世哲学の源流であるプラトニズムをプラトンの対話篇を丁寧に読み進めながら解説する。特に(1)人間論(2)認識論(3)行為論(4)魂論(5)イデア論(6)政治哲学(7)倫理学といった主題にふれたい。また、受講生の哲学的実践を喚起するためグループディスカッションの時間を設ける。
テキスト
適宜、プリントを配布する。
参考文献?課題図書
(1)ソクラテスの弁明?クリトン 三嶋輝夫他(訳) 講談社学術文庫
(2)ゴルギアス 加来彰俊(訳) 岩波文庫
(3)パイドン 岩田靖夫(訳) 岩波文庫
(4)国家(上?下) 藤沢令夫(訳) 岩波文庫
受講生への要望
授業で読むテキストは一部であるが、受講生には作品全体を熟読してほしい。
評価方法
(1)グループディスカッション(30%)(2)試験(70%)
授業計画
1.イントロダクション
2.『ソクラテスの弁明』(1) 神と人間
3.『ソクラテスの弁明』(2)人間並みの知恵
4.『ゴルギアス』(1)行為と欲求
5.『ゴルギアス』(2)魂を形づくる信念
6.グループディスカッション(1)
7.『パイドン』(1) イデア論の秘密
8.『パイドン』(2)言葉の中での探究
9.『ポリテイア』(『国家』)(1)正義の社会契約論
10.『ポリテイア』(2)ポリスと魂の類比
11.『ポリテイア』(3)「洞窟の比喩」
12.『ポリテイア』(4)正しい生と不正な生の比較
13.グループディスカッション(2)
14.まとめ
15.試験
自由記述欄
プラトンの対話篇は哲学入門に最適です。文庫になっているものを手当たり次第読むもよし。図書館にこもって全集を端から読んでいくのもよし。読了後には、感想を友人に聞いてもらいましょう。対話が始まれば、そこに哲学が生まれます。
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