コード
DF51-01
授業科目
ヨーロッパ現代史Ⅰ
副題
(「知識人」の歴史)
副専攻
D3
特記事項
担当者
桑名 映子
単位
4
期?曜時
通年 金3
対象学年
1(B)?2?3?4年
学習目標
フランスで生まれた新たな「知識人」の概念が、他のヨーロッパ諸地域およびアメリカ合衆国にどのように波及していったかを概観する。
授業概要
近代「知識人」概念は19世紀末、フランスのドレフュス事件をきっかけとして生まれたとされる。本講義ではまずこの「知識人の誕生」の過程を検討したのち、イギリス、ドイツ、ロシア、そして東欧(とくにハンガリー)とアメリカ合衆国について、それぞれ独自の特色をもつ知識人層が発展したのはなぜかを考える。
テキスト
特に指定しない。
参考文献?課題図書
サイード『知識人とは何か』(平凡社、1998年)
その他、必要に応じて授業中に指示する。
受講生への要望
それぞれ関心のある国の「知識人」について、著書や伝記を読んでみましょう。
評価方法
学期末試験と夏期休暇中のブックレポートに平常点(出席と授業への参加態度)を加味して総合的に評価する。
授業計画
1.第1週 イントロダクション(授業内容の説明)
2.第2週 ドレフュス事件とフランス知識人の誕生(1)
3.第3週 ドレフュス事件とフランス知識人の誕生(2)
4.第4週 ドレフュス事件とフランス知識人の誕生(3)
5.第5週 イギリスの改革運動と知識人(1)
6.第6週 イギリスの改革運動と知識人(2)
7.第7週 イギリスの改革運動と知識人(3)
8.第8週 ドイツ知識人と「教養」(1)
9.第9週 ドイツ知識人と「教養」(2)
10.第10週 ドイツ知識人と「教養」(3)
11.第11週 ゲストスピーカーによる講演(予定)
12.第12週 ロシア知識人と革命運動(1)
13.第13週 ロシア知識人と革命運動(2)
14.第14週 ロシア知識人と革命運動(3)
15.第15週 前期のまとめと復習
16.第1週 東欧の知識人(概観)
17.第2週 ハンガリー知識層の形成(1)
18.第3週 ハンガリー知識層の形成(2)
19.第4週 ハンガリー知識層の形成(3)
20.第5週 ハンガリー知識人とイギリス知識人
21.第6週 ハンガリー知識人とロシア、ドイツの知識人
22.第7週 ハンガリー知識人とフランス知識人
23.第8週 ハンガリーの知識人論(1)
24.第9週 ハンガリーの知識人論(2)
25.第10週 ハンガリーの知識人論(3)
26.第11週 映画鑑賞(予定)
27.第12週 アメリカの「公共知識人」(1)
28.第13週 アメリカの「公共知識人」(2)
29.第14週 アメリカの「公共知識人」(3)
30.第15週 後期のまとめと復習
自由記述欄
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