コード AR23-02
系列 系列:総合現代教養(指定領域)
授業科目 憲法3 B
副題 (社会の中で考える)
副専攻
担当者 藤森 研
単位 2
期?曜時 後期 金5
対象学年 1(A)?2?3?4年
特記事項

学習目標
 日本社会のさまざまな場面で、憲法の理念はどの程度生かされているのかを、現実の課題に即して考える。
授業概要
 日本国憲法の国民主権、平和主義、基本的人権の理念が、さまざまな「社会の現場」で今、どのような実態にあるのか。多くの事例を紹介して、それをもとに議論する。
テキスト
 日本国憲法の旅(花伝社、2011年)
参考文献?課題図書
 新聞と「昭和」(朝日新聞出版、2010年)
受講生への要望
 社会問題の多くは憲法問題だ。日々、社会に起きているニュースを、新聞やテレビなどで常に理解するよう努めてほしい。
評価方法
 期末に、レポートか、試験を行う。出席など平常点も勘案する。
授業計画
1.憲法と社会
2.日本国憲法の世界史的な位置
3.憲法9条の成立過程 終戦直後の世論の動揺
4.戦争と人間 今そこにある被害
5.ナチスが拡大して見せてしまったもの
6.日本の戦後民主主義と憲法
7.コスタリカなど世界の事例
8.憲法改正をめぐる議論をどう考えるか
9.国民主権と「1990年代」の意味
10.天皇制とは 大衆天皇制論、マスコミ天皇制論
11.天皇制と国民主権をどう考えるか
12.基本的人権とは何か ハンセン病を題材に
13.労働現場などの現在の社会状況と、憲法
14.権力分立 一票の価値、国民投票、戦後社会とマスメディア
15.司法の役割 裁判員裁判(市民の司法参加)、検察改革の意味
自由記述欄
日々のニュースも素材にするので、できるだけ新聞は読んできてほしい。

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